専門看護師の特定専門看護分野の中にがん看護があります。 がん看護の専門看護師の役目は、 がんに関する専門的知識を高め、的確な臨床判断、および 熟練した高度な技術を用いてがん患者および家族に対して看護を実践すること、 社会に対しがんの予防および早期発見のための教育・啓発および相談活動が出来ること、 医療・看護職者に対してがん看護に関する教育・相談活動が出来ること、 がん患者を取り巻く医療提供システム内を調整することが出来ること、 がん患者の人権を擁護するために適切な倫理的判断を行い、判断に基づいた態度と行動を取ることが出来ること、 がん看護に関する専門的な知識や技術を深めるための研究を積極的に実施することです。 がんは、診断や治療技術が飛躍的に進化して治療成績も向上していますが、 患者さん自身や家族にとって大きな不安を抱かせる病気です。 看護面でも、インフォームドコンセントや終末期医療など人の尊厳に関わる難しい問題に直面します。 そこで、がん看護の専門看護師は、医師との協議で発言・提言でき、 患者さんや家族に対しQOLの視点に立った水準の高いケアを実践するとともに、 がん医療に関わるスタッフ間のコーディネーション、教育や啓発などの役割が期待されています。 平成18年11月現在、日本看護師協会に登録されているがん看護の専門看護師数は全国で79名です。