認定看護師の特定看護分野の中に摂食・嚥下障害看護があります。 認定看護師の摂食・嚥下障害看護の役目は、 摂食・嚥下障害看護分野において熟練した看護技術と専門的知識を用いて水準の高い看護を実践することができ、 それらを基盤として他の看護師への指導・相談を行うことです。 摂食・嚥下障害とは、疾病や老化などの原因により、飲食物の咀嚼や飲み込みが困難になる障害を言います。 通常は、咀嚼した食べ物を舌を使って咽頭へ送り、喉頭蓋で気管へ蓋をし、嚥下の瞬間だけ開く食道へと送り込みます。 これらの複雑な運動に関わる神経や筋肉に何らかの障害が生じた場合、嚥下障害となる訳です。 摂食・嚥下障害看護の認定看護師の活動は、 摂食・嚥下障害のある患者さんのQOLの向上を目指して個別性・専門性の高い看護を実践、 摂食・嚥下障害看護の専門的知識と実践力を基盤として看護スタッフの指導・相談をすることが期待されています。 摂食・嚥下障害看護の認定看護師になる場合、通算3年以上摂食・嚥下障害患者が多い病棟、 外来、または在宅ケア領域での看護経験を有すること、摂食・嚥下障害患者を5例以上担当した経験を有することです。 平成19年1月現在、日本看護師協会に認定されている摂食・嚥下障害看護分野の認定看護師数は全国で31名です。