認定看護師の特定看護分野の中に認知症高齢者看護があります。 認知症高齢者看護の認定看護師は2005年4月から育成が始まりました。 認定看護師の認知症高齢者看護の役目は、認知症高齢者の生命・生活の質・尊厳を尊重し、 認知症の発症から終末期に至る病状管理の能力や療養生活環境の提供し、専門的な知識、 技術を同僚や他職種に広め認知症看護の質の向上に貢献することです。 認定看護師の認知症高齢者看護は、認知症高齢者の権利を擁護し、意思表出能力を補う対応をしたり、 認知症の周辺症状を悪化させる要因・誘因に働きかけ、行動障害を予防・緩和する、 認知症の発症から終末期まで、認知症の状態の把握を含む高齢者の心身の状態を、 統合的にアセスメントし各期に応じたケアの実践・ケア体制づくり、 介護家族のサポートをする、認知症高齢者が安全で安心できる生活・療養環境を得るための対策、 他疾患合併による影響をアセスメントし、治療的援助を含む健康管理を行うことが期待されています。 認知症高齢者看護の認定看護師になる場合、 通算3年以上認知症高齢者の多い医療・福祉施設(在宅ケア領域を含む)等での看護経験を有すること、 認知症高齢者の看護を5例以上担当した経験を有することです。 平成19年1月現在、日本看護師協会に認定されている認知症高齢者看護分野の認定看護師数は全国で10名です。